3月14日の午後8時にKing Gnuの新曲「カメレオン」のMVが公開されました。
現在放送中のドラマ「ミステリという勿れ」の主題歌としてリリースされ、その神秘的な楽曲からMVの公開を様々な方が期待していました。
今回はそんなKing Gnuの新曲「カメレオン」について、MVの意味についての考察と監督をされたPERIMETRONのOSRINさんの紹介をしていこうと思います。
「カメレオンのMVにはどんな意味が込められているのか?」
「OSRINさんは何者なのか?」
この記事を読んで、King Gnuの事をさらに知っていただく機会になればと思います。
【KingGnu】カメレオンMVが公開!
King Gnuの新曲「カメレオン」のMVが3月14日の午後20時に公開されました。
人形を使った短編アニメーションのような構成で楽曲にあった不思議な世界観の演出への出来が素晴らしい内容となっております。
歌詞とMVのリンクなどもあり、製作者のメッセージを巡って界隈では早くも様々な考察が飛び交っております。
中でも作中に出てくる”理想の自分になれる薬”を飲むシーンは視聴者に多くの衝撃を与えたのではないでしょうか?
自分を見失い破滅へと向かっていく様は彼の苦悩と葛藤を表す印象深いシーンでした。
【KingGnu】カメレオンMVの意味を考察
King Gnuカメレオン考察。
パートナー(?)が色んな顔を持つ女性にわからなくなるも、輝かしい彼女と対比し醜い自分でいることに苦しくなる主人公。彼女からもらった花も拒否するようになる。
主人公は「理想の自分になる薬」でありのままの個性を自らを殺しかけ、そこで女性に今のままのあなたで良いと— まありいんんこお (@marincochristie) March 16, 2022
Twitterでは考察がされていました。
このMVは彼女の顔色を伺っている男性と笑顔の作っている女性が食事をしているシーンから物語は始まります。彼女はモデルとして成功を納めており、男性の方はそんな彼女に劣等感を抱いているような描写です。
1人で彼女のチラシを眺めるシーンでは彼女はすでに「僕の知らない君」になってしまっています。女性は男性といるのが楽しいようで、「幸せそうな笑顔に釣られてしまい、僕も釣られて笑ってしまった」と歌詞になぞるように2人で椅子で隣り合って座っているシーンがあります。
楽しそうにしている女性、どこか憂鬱そうに下を向いている男性。
「あんな煌びやかな世界で僕には見せない知らない彼女がいる」
「もう彼女は僕とは違う世界の人で釣り合わない」
そう落ち込んでいるように見えました。
そんな憔悴しきっている時に見つけたのが「理想の自分になれる薬」。藁にもすがる思いでその薬を飲みますが、そんな都合のいいものなど存在せず”黒い何か”に飲み込まれてしまいます。
そこで彼女が男性のところに来てくれて一緒に”黒い何か”に包み込まれていきます。場面は変わり、再び一緒に食事をする男性と女性。ですが最初とは違いお互いが笑顔で食事をしているシーンでこのMVは終わります。
最後にシーンで伝えたかったことは「身分など関係ない、あなたが好き。女性が男性のところにいく前にコリウスという花を持って走り出します。
その花の花言葉は『恋の望み』。女性は男性に自分のそばにいてほしいという望みを男性に向けてその花を男性の頭に刺します。
最後の食事のシーンでもその刺された部分からは白い鳩が飛び出してきます。白い鳩は『愛』や『平和』を意味する鳥です。そういった描写から彼女への愛を呟きこのMVの最後としているのでしょう。
人によって様々な考察が浮かんでくると思うのでぜひ一度ご覧ください。
【KingGnu】カメレオンMVのフルCG人形劇の監督はPERIMETRONのOSRIN
いつもだけどね
たくさん音楽映像を褒めて欲しい欲しい欲しい欲しい
いつもなんだけどね
あーあ楽しかったし
しんどかったし
このタイミングが一番幸せなの20時からよろしくお願いします
カメレオン/ KINGGNU pic.twitter.com/hmS5kpZdzD— takemichi“osrin”kawachi (@osrin_kawachi) March 14, 2022
今回の新曲のMVで監督を勤めていらっしゃるのはPERIMETRONのOSRINさんです。
King GnuのMVは今まで全てOSRINさんが監督をされているようで、その他にもMr.ChildrenやMY FIRST STORYのMVも監督をされた実績の持ち主です。
大学を卒業して映像の世界で働き始めた頃、関根光才さんの「Here,my Life」をみてこの先自分がどう向き合うのか、何を作るべきなのかを考えたそうです。
ちょうどその頃、何者でもない自分に焦りを感じていて、自分の道標になったこの作品に良い影響をもらったとインタビューで言っています。今回の「カメレオン」もこの頃の心情がベースとなって作られているのかもしれません。
OSRINさんはKing Gnuの常田大希さんに誘われてクリエイティブチーム「PERIMETRON」に2016年から所属しています。2019年のKing Gnuの楽曲「白日」で一躍脚光を浴び、そこから業界では言わずと知れたクリエイター集団へと変貌を遂げました。
あのKing Gnuの独特な世界観のMVもすべてOSRINさんが監督だったからできた作品なのでしょう。
まとめ
今回はKing Gnuの新曲「カメレオン」のMVについて紹介してきました。今回のMVもOSRINさんならではの世界観でファンを魅了していましたね。
PERIMETRONは常田さんが「自らかっこいい映像を作ればいいじゃん」を信念に作られたクリエイター集団。その中でもOSRINさんは毎回常田さんも唸るような素晴らしい作品を制作されているすごい方です。
作品に深みを持たせるような演出、歌詞と映像をリンクさせることによって歌詞そのものに意味を持たせるといったやり方にOSRINさんのこだわりを感じます。
この考察をみて気になった方はぜひMVをみて自分なりの考察をしてみてください。
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